喫茶 穂高
神田周辺は喫茶店が多く、歴史を面影を見つけられる大好きな場所。
神田淡路町の喫茶店ショパンから出ると雨に降られて、寒さに凍えながら御茶ノ水までを歩き、こちらに駆け込みました。
▼珈琲ショパン
acupofteakiei.hatenablog.com
JR御茶ノ水駅のすぐ側。
「珈琲と山の音楽 穂髙」との看板。奥の白い看板にローマ字で書いてあるように、読みは〝ほたか〟。
珈琲、紅茶、みるく 各600円。
手書きのメニュー大好き。
山の音楽と書いてあったように、ロッジみたいな木造の店内が特徴的。御茶ノ水駅前はたくさんの人々が行き来しているが、ここだけそっくり切り離されたように静かでゆったりとした時間が流れている。
壁に貼られたメニュー。バナナジュース、アイスクリーム、みかんえ~ど各800円。
喫茶店のジュースって何故か美味しい。
入口から対角線上の、壁際一番奥の良い席に座ることが出来た。四人掛けのボックス席。深緑色のベロアのソファが目を引く、落ち着く内装。
メニューで目立っていた「みかんえ~ど」が凄く気になったので、店員さんにお尋ねする。「蜜柑だけをそのまま絞った飲み物です。温まりますよ」と笑顔で教えてくれた。私が寒さに震えていたのはバレバレだったよう。
床が全て木で出来ているので、音を立てないよう店員さん達はしずしずと足を運ぶ。
窓の外、すぐそこが御茶ノ水駅のホーム。
人々が階段を降りていく様子を眺めながら、あの人達はどこへ向かい、今何を思っているのだろうと考える。ずっとここにいたくなる居心地の良さ。
12月なので小さなツリー飾りが。こういう心配りにもほっとさせられる。
みかんえ~ど 800円
長いスプーンの持ち手の部分がプラスチック。昭和の食卓の上の食器の感じに微笑ましくなる。
細長いカップが可愛い。
千切られた様な果肉が惜しげもなく入っている。
温かくて甘くて寒さに染み渡る。とっても美味しかった!冬限定だそう。
壁に飾られた額。山岳小説で有名だという作家の新田次郎が飛騨の穂高岳を詠んでいる。看板に山の字も入っていたし、店名の由来なのだろう。
絵になります。
▼食べログ
喫茶 穂高
03-3292-9654
東京都千代田区神田駿河台4-5-3 御茶ノ水穂高ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13006537/